ベトナムのオフショア開発・SBC これだけはやってはいけないこと

こんにちは。エボラブルアジアSBCの深瀬です。

海外に進出している日系企業も多い中、外国人との接し方について苦労している方も多いのではないでしょうか?

今回もEVOLABLE ASIA SOLUTION & BUSINESS CONSULTANCY COMPANY LIMITED(以下SBC)代表取締役社長の元尾 優にインタビューを実施します。

今回はベトナム人と一緒に働く上でのポイントを聞いてみました。

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

深瀬:
今回はベトナム人とのコミュニケーション方法ということでお話を伺います。

元尾:
はい、宜しくお願いします。

基本的なコミュニーション方法

深瀬:
SBCでは7割ほどのベトナム人スタッフが日本語を話せます。その中で外国人スタッフと円滑にコミュニケーションを進めるコツを教えて下さい。

元尾:
これはあくまで僕の考え方なんですけど良いですか?

うーん。まず一つは抽象的な言い方をしないっていうのが大事かなって僕は思います。

日本人独特の行間を読むとか、空気を読むとか、その先の目的を理解しながら忖度して進めるとか、そういうことはベトナム人とコミュニケーションする上では通じないと思ってもらった方がいいです。ストレートにやって欲しいことを明確に伝えることがまず大事です。

それは英語であれ日本語であれ同じで、日本語が喋れるベトナム人であったとしても日本人と同じ感覚で喋ってはいけなく、わかりやすい日本語を使って主語・述語をしっかりと入れながら何をやって欲しいのかをわかりやすく明確に伝えることが重要かなと思います。

業務の中での指示について

深瀬:
日常会話と違って、業務の指示を出す時も何か気をつけることはありますか?

元尾:
コミュニケーションなので基本的には一緒だと思います。「この件はちょっとうまいことやっておいて欲しい」という曖昧な指示ではなく「これをいつまでにやって欲しい」、「こういうふうにしてください」と明確に指示を出すというのが仕事において重要かなと思います。

これだけはやってはいけない

深瀬:
そうですね。日本人の常識を押し付けるのはよくないとは思うんですけども、これだけは絶対にやめたほうがいいというものはありますか?

元尾:
怒らないことですね。
自分の感情を満足させるためだけに怒った言い方をしてしまうのは一番やってはいけないことかなと思います。

もちろん人間なので怒りはこみ上げるんですけど、そこをぶつけてもいいことなんかひとつもなくて、目的は二度とそういうミスをしてもらわない、次から絶対に同じミスを繰り返さない、なるべく早く問題解決に動いてもらうことです。相手に反省させる為、萎縮させる為に感情をぶつけるのは一番やってはいけないことだと思っています。

深瀬:
優しく接するということではないですよね?

元尾:
優しくとかではないです。まずは冷静にやるべき指示をだすこと。なんでこうやったの?なんで確認しなかったの?やらなかったの?っていうのは無意味で、聞いても別に問題が解決するわけではないので、まずは解決するためにこういうふうに動いて欲しいと伝えた上で、一段落したタイミングで2人でなぜミスが起こったのか分析をして、次起こらないようにするにはどうしたら良いのかを話し合って決めるようにしています。

深瀬:
なるほど。業務しているその場ではこれからどうやって解決するかの話をするけど、実際の面談ではフィードバックをしていった方が良いということですね。

元尾:
そうですね。
要は「なぜ」を追求せずにどうしたら回避・解決できるのかっていう観点で対応した方がいいってことです。

ベトナムでの失敗体験

深瀬:
怒らないことが大前提ということですが、10年ベトナムにいると失敗例とかもやっぱりあると思うんですけど具体的な内容を教えてもらえないでしょうか?

元尾:
会社立ち上げ時の20代後半とかは目茶苦茶キレてましたね。相手をヘコまさないとこっちの怒りがおさまらない、満足できないぐらいの感じで怒ってました。

それでスタッフが辞めますみたいなことはしょっちゅうありました。さすがにちんちんに泣かしてマウントとってフルボッコみたいなことはしてないですよ(笑)。

深瀬:
そこを改めようと思ったというか、何かターニングポイントはあったのでしょうか?

元尾:
純粋に年齢を重ねたということもありますね(笑)。
怒ってもその場の怒りから解放されるだけで、一経営者としてはスタッフがいなくなったら自分の首を絞めるだけ。そこに気づきました。

人間関係の修復方法

深瀬:
人によっては言われたことを根に持つ人もいると思いますが、仲直りの秘訣はありますか?

元尾:
怒ってしまった後2人でランチに行きます。
「あの時はちょっと感情的になってしまって、きついことを言ってしまってごめんね。君にはこれだけ期待をしていて大丈夫だと思ってたんだけど、そういう失敗が急にあって感情的になってしまった。」とか、なんでそうなったかの背景とかも説明します。

深瀬:
そういうフォローがあればその後は大丈夫ということですね。来た当初はいろいろ問題があったようですが、現在は問題がなくなったということですね。

元尾:
今は感情を抑えることがうまくできていますね。

人間だから波があるじゃないですか?気持ちだって常にずっと明るい訳ではないですし、大変なこともあれば気持ちも落ち込む時もありますけども、なるべく今やるべきことを淡々と進めるために感情は一切なくして伝えるってことかなと思います。

例えば今でもイラッとすることはありますけど、それを僕がぶつけても何の解決にもならなく、目的はその人が僕の言った通りに明確にきちんと動いてもらうということなので、であれば別にそんなものは置いといて、例えば友達のようなコミュニケーションをしてあげればその従業員が気持ちよく働いてくれるのであればそうします。自分の言いなりのように動いてもらうために、感情っていうものはいらないんじゃないかな。

外国人スタッフとの日常会話は大事?

深瀬:
あとは日本だと最近の風潮としてプライベートなことはあんまり聞けない雰囲気があります。逆にベトナムだと日常の話とか聞いた方がいいような記事も目にしますが、元尾さんは10年ベトナムに住まれて積極的にそういう会話をした方がよいと思いますか?

元尾:
飲み会で隣りの席になった時に聞くというのであれば別ですけど、普段仕事している環境でそこは別に必要ないかなと思います。

例えば妊娠しているスタッフがいれば、どう順調?性別分かった?とかのコミュニケーションはいいと思いますけど、どっちかって言うとそういう話をするより、なにか一声かけるみたいの方が重要なんじゃないですかね。頑張ってる?どう最近忙しい?とか。

深瀬:
オフィス内ではあまり込み入った話は必要ないと。

ベトナムのオフショア開発・SBC 人間関係の修復方法

 

チャットやメールでの指示

深瀬:
社内ではメールやチャットでの連絡が多いと思うんですけど、実際に日本から指示を出しているお客様もいます。その時に丁寧語を使い過ぎないように書くとか、書き方で気をつけてる事はありますか?

元尾:
立場によってそれって変わると思うので、一概に僕のやり方が正しいとは決して思っていないですけど、僕は要点はやっぱりストレートに伝えがちですよね。
でもそうするとその文面だけ見るとすごく冷たくとがったような見え方になってしまうところもあります。

文面って感情が伝わらないのでなるべくビックリマークを使ったりとか、チャットであれば絵文字を入れたりするっていうのは大事なことかと思います。僕も完璧にはできてないですけど。

なるべく感情がわかるような、テキストにもそこに温度感が伝わるようなやり方っていうのが大事なんじゃないかなと思います。

納期を守ってもらうコツ

深瀬:
受託案件の場合だと納期がどうしても発生してくると思うんですけど、スタッフへの納期に対するマネージメントで元尾さんが意識していることはありますか?

元尾:
毎日報告をさせる、報告をする癖をつけるっていうところからだと思いますね。納期を守れなくても、事前に共有があり報告があれば調整はいくらでもできるじゃないですか?必ずこの日までにやれみたいな事ってそんなに多くないと思うので。ある程度柔軟性を持ってプロジェクトマネージャーが調整できればいいじゃないですか?

ただ報告をやってもらうにしても報告の文化がなかったりとか、やったことがなかったりするのでできない。

なのでそれをできるように毎日簡単な報告をさせるとか、それはテキスト一文でもいいし、例えばコミュニケーター(通訳)に毎日業務終了までにまとめて報告をするとか、持ち回り制でヒアリングをさせるとか。例えば今日はこの人、明日はこの人とかいろんなやり方があると思います。そうやって報告の癖を身につけさせることが大事かなと。

これからベトナムに来るお客様へ

深瀬:
今後ベトナムに来るお客様へ何かアドバイスがあればお願いします。

元尾:
日本人とのコミュニケーションをベストなコミュニケーションだと思わずに、今言ったようなことを心得て接することが重要だと思います。

あと別の話かもしれないですけど開発とかだと、なるべく最初は指示の粒度を小さくしてスタートすると良いと思います。仕事の単位を小さいものにして出す、小分けにして出すってことですね。

例えばWebのページを作りましょうと言った時にデザインができてて、こうコーディングしましょうってスタートするとします。でもフロントエンドのコード書いて、ワードプレスのカスタム開発、それの作業お願いするって相当粒度が大きいです。

なのでコーディングだったらトップページとかヘッダーフッターの部分からまずは作ってとかですね。トップページだったら「15時までに8割できたものでいいから一旦ちょっとコードレビューさせて欲しい。全部できてからコードレビューすると大変になっちゃうし、君の書き方の癖を見たい。」みたいにしてやってもらう。

要はまずは1日単位の粒度でも出来るような仕事をオフショアスタート時はしていきます。それをやり続けると段々その仕事の出す粒度が大きくできるかというか、最終的には「こういうプロジェクトだからコーディングしといてくれる?」って言うのが一番ベストですけど、当然そんなものすぐには上手くいかないわけであって、そういうものをちょっとずつ大きくしていくというのがオフショアの進め方のコツですかね。

あとは7割できれば良しと思って仕事を出す。残りの3割はこっちでやる前提で出しとけば7割以上になったらもう合格点な訳じゃないですか。
100%を求めるとギャップが生まれてしまいます。

深瀬:
なるほど。大変参考になりました。本日はありがとうございました。

 

ベトナムのオフショア開発・SBC 受託案件の納期

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

■元尾 優(もとお ゆう)
EVOLABLE ASIA SOLUTION & BUSINESS CONSULTANCY COMPANY LIMITED代表取締役社長
MOJA Co., Ltd 代表取締役社長
Brights VietnamCo., Ltd. 代表取締役社長
POSTE Co., Ltd Coo-Founder
 


ベトナムのweb制作・デザイン・BPOのオフショア開発はエボラブルアジア SBC
ベトナムのホーチミン、ハノイ、ダナンに拠点のある日系最大手のオフショア開発会社のエボラブルアジアグループであるエボラブルアジアソリューションビジネスコンサルタンシー(SBC)はベトナムでWebサイト制作・BPO・SNSマーケティングのサービスを行っているオフショア会社です。

HTMLコーディング・WordPressを使った開発リソースにお困りの方、入力業務や画像レタッチ業務などの単純な業務のリソースにお困りの方は是非、弊社のサービスをご検討ください。

安価で最高品質のオフィス環境と優秀なベトナム人従業員をご提供いたします。

オフショアラボ開発サービス、BPOソリューションに関するご質問やお見積りなどお気軽にお問い合わせ下さい。


【会社名】Evolable Asia Solution & Business consultancy Co.,Ltd.

(エボラブルアジアソリューションビジネスコンサルタンシー)略称:エボラブルアジア SBC

【アドレス】2F Saigon Finance Center, 9 Dinh Tien Hoang Street, District 1, HCM

【詳しいサービスはこちら】
https://sbc.evolable.asia/ja/our-services/

【弊社の実績はこちら】
https://sbc.evolable.asia/ja/works/

【お問い合わせはこちら】
https://sbc.evolable.asia/ja/contact/

インタビュアー 深瀬 海空(ふかせ みく)
新米マーケティング担当者
ベトナムのオフショア開発・SBC 新米マーケティング担当者
ダナン コン市場外観

ハン市場よりオススメ?ダナンのお土産はコンマーケットで

何がどう違う?オンラインMTGツール

何がどう違う?オンラインMTGツール

ベトナムのオフショア開発・SBC ベトナムでの新型肺炎の感染拡大状況

新型肺炎の感染拡大についてベトナムの現在の状況